ヤマト整骨院についての事、バイタルリアクトセラピーの研修や患者様へのアドバイスなどをご紹介します。
2018年03月09日
筋肉痛と疲労 1
こんにちは。先日、所属している公益社団の学会に参加してきました。
その中で特別講演していただいた細胞生理学の先生の内容がとても興味深い
ものでしたので自分なりにまとめてみました。
運動後の筋肉痛は乳酸が主原因ではない。あくまでも筋肉内の損傷で痛みは
その炎症反応であり早く改善するには運動後のストレッチと温熱〈お風呂〉が効果的である。
今の主流では運動選手の運動後にアイシングが行われたりケガの後に
行われたりするのが当たり前の風潮になってますが、最新のイギリスの専門の学会誌によると
ヒトとマウスの機能回復には温熱は効果があり、冷却は効果がないと結論がでているそうです。
冷却をすることにより痛みは鈍くなりますが血中のヘモグロビンが酸素を離しにくくなり
結果的に酸素の供給量が減り組織の修復が遅れるそうです。
また乳酸は運動後30分から60分ほどで血中からいなくなるそうでその後、酸素と結びつくと
エネルギー物質に変化するそうです。
疲労を残さないようにするには運動直後に使った筋肉を静的なストレッチをするのも大事と
言われました。
20秒から30秒かけて静的に伸ばすのが効果的で短い10秒や長い60秒になると効果が弱くなるそうです。
効果的にトレーニングしたい方は筋トレをした後に有酸素運動をした方が良いのでしょうね。
そしてお風呂に入ってしっかり全身を温めてぐっすり眠ることが疲労を残さないコツになるようですね。
当院に来られる患者さんはフィットネスクラブに行かれる方やプロのアスリートの方も
多くいらっしゃるので、アドバイスに活かしていきたいと思います。